脂漏性湿疹と紫外線
先程
ご来店のお客様なのですが
皮膚科に通院中なので
顔そりはしないでほしいとの
オーダー
詳しく聞いてみると
以前から顔や首に炎症があったのですが
紫外線で
さらに悪化したので
ステロイドを塗って
治療中ということでした
原因は
過剰な皮脂分泌から起きる脂漏性湿疹と紫外線
脂漏性湿疹は
名前の如く
皮脂が多く漏れる
溢れることで
常在菌の中にいるマラセチア(カビ菌の一種)が増え
遊離脂肪酸に分解され
皮膚に刺激をあたえて炎症を起こします
そして
紫外線も
皮脂を酸化させ脂肪酸に変えます
紫外線は皮膚を乾燥させ水分をなくしてしまい
厄介なことに
この時期に多いUV-A波は
波長が長いので
皮膚深部まで届き
炎症を広げ
皮膚炎を重症化させてしまいます
今回のケースでは
毛穴に残る皮脂をキレイにする事も大切ですが
紫外線A波を防ぐ事の方が重要かと思われます
以前にも
ここで書きましたが
日焼け止めは
「冬・春・秋はPA」
「夏はFPS」
を使ってください
PAとは
「Protection Grade of UVA」の略
PAは「PA+」〜「PA++++」の4段階で表示され
「+」が多いほど防止力が高まります
SPFとは
「Sun Protection Factor」の略
SPFの数値が大きいほど
その防止できる時間が長くなります
5月から6月
9月はA波B波の両方が強くなるので
敏感な人は特に注意が必要です
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